令和3年6月 春秋園だより「新人介護職員の活動」について

 春秋園では、今年度7名の新たな仲間を迎えました。

新人介護職たちの最初の仕事は、高齢者や介護の基本を学ぶことです。全18項目の研修が、約一週間かけて行われました。

研修は、利用者様の自立支援の要である「高齢者の権利擁護」から始まりました。そして、生活支援の考え方や方法を学ぶ「ケア各論」や、不調に気付けるようになるための「観察と記録」など、利用者様の一番身近な存在となる介護職として必要な知識や技術を学んでいきます。さらに、感染対策責任者による「感染予防と対策」や、老健リスクマネージャーによる「事故防止」、認知症ケア専門士による「認知症について」など、各分野のエキスパートからの研修が続きました。難しい内容もありましたが、積極的に質問する姿や、ディスカッションをする様子に、新人たちの勢いを感じました。

 また、利用者体験研修も行われました。体験後は「忙しそうだと声をかけづらかった」など様々な意見がでました。この研修で感じたことは、これからの業務にきっと役立つことと思います。

 その後、新人たちは各フロアに配属され、先輩の指導のもと、業務を覚えていき、徐々に独り立ちしていきます。この記事が出るころには新人たちも一人で任される仕事も増え、日々成長しているのではないでしょうか。私たちも初心を思い出しつつ、一緒にがんばっていきたいと思います。   

(春秋園 教育委員会)